練習内容

Exercises 

Connection 英語と体の筋肉(心)をコネクトさせるゲーム
まずは、英語と体をコネクトさせるところから。頭だけを使って英語を話すところから、日本語のように自然発生的に、そして体の動きがそれについてくるようになるのを目指します。英語での表現力とは何か?考えてみましょう。
・I see...? 目に見えるものを英語でいう練習。脳を英語モードにしていく。
・SVO Game 自分が今やっている行動を英語でそのまま言う。筋肉と英語のコネクト。英語と日本語の違いって? 
・Moments 与えられたテーマの中で自分の話をしてみる。心で見えるものを言ってみよう。

Pronunciation 国際発音記号(International Phonetic Alphabet)に基づいた徹底的な発音訓練
日本語にはない音や音の法則を練習します。ActEnglishでは、「発音矯正」という考え方はしていません。発音を治すんではなく、新しい発音(アメリカ英語という名の方言と言ってもいいでしょう)を「習得」するだけです。治そうとすると力んでしまう。けど「習得」はより自然に、誰でもできます。
・Vowels and consonants 英語の母音と子音の徹底的な理解と練習。二重母音、三重母音って?
・Stress-timed language 英語のリズムとは?英語と日本語の決定的な違いにここで気づきます。
・Intonation 音の連続=文章になった場合、どのような癖が自分は出やすいのか?それぞれのレベルに応じた練習を行います。

How to Act(in)English? 英語で台詞を話すということは?
ここで初めて演技的な要素を入れてみます。一個のセンテンスにどのような「行動」的特徴=ACTIONがあるのか?Actionとは動詞です。(相手を)操る manipulate 、励ます encourage など。それを一個の的 Focal point=相手役に送る練習をします。

・Speak with an action それぞれの台詞に「ゴール」があるとしたら?例えば、相手を笑わせることがゴールなら?
・Speak to whom? 喋ってる相手が誰かによって、話し方は変わってきます。英語でもそれが日本語みたいにできるように。
・Your real action 今、自分が本当に言いたいことや話したいことを、ゴールを意識して言うと?嘘のない演技とは?

Scenes 台本を使った英語のワンシーン
それぞれの人に合った題材を選び、その人に今、必要なものをコーチングしていきます。発音なのか?体と言葉のコネクションなのか?英語で話すことに抵抗がある精神的な部分をほぐしていくのか。個々のレベルに着目してゆっくり進めていきます。
・Objectives このシーンにおける役の目的は?何を達成したいのか?
・Obstacles この役が達成したい目的に向けてどんな障害があるのか?
・Character and actions その障害を役はどのように乗り越えようとするのか?

このようにまずは台本を読んでみます。次に、役作り。

・Why? なぜ役はその目的を達成したいのか?
・How can you relate to that? その役を自分はどのように共感できるのか?自分の中でそれと似た体験を見つけられるか?
・Say it in Japanese その台詞を日本語になんとなく訳して言ってみたら、どう感じるのか?日本語・英語両方で何度かやってみる。だんだんその差を感じなくなるように。

Philosophy 大事にしていること
ウォームアップを制するものは、演技を制する。スポーツと同じで準備運動(フィジカルだけではなく心も含めて)の大切さを、俳優はよく忘れています。急に演技をする、急に英語を喋ることを要求されたとき即座に切り替えができればいいのですが、多くの人はできません。英会話だけに注目しても、日本語で考えた文章を英語で訳す作業を常に頭でやっていたら、そこで発生するタイムラグとその労力を考えたときの効率は非常に悪いです。なぜなら英語と日本語の間には、悲しかな根本的な構造上の違いが存在するからです。日本語で通用する文法の使い方は英語では通用しません。どうすれば楽になれるか?まず脳を英語モードに切り替えて行くこと。英語で物事を考えられるようになれば、頭から言葉を振り絞る必要はなくなります。
ActEnglishでは、ただ演技や英語をひたすらやってフィードバックをして終わるような表面的なレッスンではなく、徹底的にウォームアップや様々なゲーム・エクササイズをすることによって、英語で演技をする体と脳にしていくことを大事にしています。
正しいことをただ「教える」のは簡単。しかし、その生徒さんにとって正しいこととは果たして何なのか?その人が心から合点の行く部分に持っていくまで、サポート・誘導をしてあげることが私の仕事です。